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成道会とデトックスとファスティング

臘八摂心と成道会
12月1日から8日まで、禅宗の多くの寺院では、「臘八摂心(ろうはつせっしん)」が行われますが、12月1日~7日までの七日間を一日と考えて、お釈迦さまが菩提樹の下で12月8日の未明に成道(じょうどう)、お悟りになったことにあやかって行われる修行です。
「臘」というのは、12月を意味する「臘月」の略で、「八」は「8日」のことです。また、「摂心」というのは「心をおさめる」ことで、つまりは坐禅のことです。
 
食を断つ=断食
私は禅宗ではないですが、若い頃にいい修行だなぁと思いまして、自分で一週間の断食行をして八日の成道会を迎え、人は食べなくても案外大丈夫だなぁ(個人的見解)と、とても良い経験をさせていただきましたが、今は美味しいものが好きなので、断食はしたくありません。
 
それなのに、他人には断食をすすめる為に効果を紹介させていただくのですが、
今では断食デトックスファスティングとして認知され、健康的な生活を営む上で、一つの選択肢になっていることは、とてもいいことだと思います。
それ程、断食は見方を変えてくれ、気づかせてもらえるものです。
 
長期の断食は、プロのアドバイスなく個人の判断で行っていいものではありません。やり方を誤ると、逆に体調が悪くなることもあります。栄養学的な観点から断食を危険視する声があるのも事実です。

誰でも健康になれる断食の効果
 
体重が減る
断食の効果の中でも、数字でわかりやすく効果が出るのが体重です。
余分な体脂肪が落ちて体重が減る。腸に溜まっていた宿便が外に排出されその分の重さだけ体重が減る。食べないことにより筋肉量が低下し、体重が減る。
などの理由が考えられますが、筋肉量が低下する事による体重の減少は、基礎代謝の低下につながるので、注意しなければなりません。
 
大腸をキレイにする
大腸は植物の残りカスや老廃物が通過する最後の通路です。
脂肪の過剰な食事や日々のストレスなどにより便秘がちになり、排泄物が溜まったままになっていると、死んだ細胞や老廃物が腸にこびりついてしまいます。
これを一般に「宿便」と言ったりします。
これらはいわゆる生ゴミですから、捨てないと腸内で腐っていきます。それが進行すると大腸ガンや過敏性腸症候群・痔などのリスクが高まります。断食にはそれらの生ゴミを掃除し、腸をキレイにする効果が期待できます。
 
毒素を排出する
私たちの体には、有害な化学物質・重金属・薬物など、身体の正常な機能を妨げる有害物質が予想以上に蓄積しています。神経系、免疫系、内分泌系などがそれらの有害物質の影響を受けやすく、様々な病気のリスクとなっています。
これらの有害物質はそれらの多くが石油でできているため、脂肪に蓄積しやすいという性質があるので、脂肪が燃焼される事によりデトックスが進みやすくなります。
 
肝臓をキレイにする
肝臓は体の中でおもに「解毒」を担当する臓器です。普段肝臓はアルコールや食品添加物、重金属などをせっせと無害化するように働いてくれています。加工食品や脂肪の多い食生活は肝臓に負担をかけて病気を引き起こします。
肝臓は解毒しきれなかったものを血液中に戻し、それがまた肝臓に戻ってくる「腸肝循環」というサイクルによってグルグル身体中を巡り続けてしまうことがあります。
断食中に、肝臓や体内に蓄積されていた毒素が排出されることによって、疲れ切っていた肝臓の負担を減らし、傷ついた組織を修復できるようになります。そうすることで肝臓がまた正常な働き方に戻ってくれます。
 
臓器を休ませる
肝臓だけでなく、その他の様々な臓器のリフレッシュにも断食は役に立ちます。口からできるだけものを入れないということは、それらの消化・吸収をする働きのある臓器を休ませてあげることにつながります。
胃・十二指腸・大腸・すい臓・肝臓・腎臓など私たち身体には、体を健康に保つために日夜一生懸命働いてくれています。私たちは身体の中に100人の名医がいる、と言われるくらいです。
しかしそんな彼らも働きすぎていては疲れてしまいますよ。だからこそ断食で定期的に休ませてあげることで、本来の機能を取り戻してまたバリバリ働いてくれるようになります。
 
血中の余分なコレステロールを追い出す
脂肪の摂り過ぎ、過食やミネラルなどの栄養のアンバランスは、血中のコレステロール濃度を増やし、血液の流れを滞らせ、心臓病や脳卒中などの原因となります。
疲れやすい、冷え性、肩こりなどは血流の悪さからくるものですので、放っておくと危険です。
断食は血液から余分なコレステロールを取り除き、血液をサラサラにする上、全身の血の巡りがよくなることで体のさまざまな機能が活発化します。
  
美容にも効果的
腸内環境や血流がよくなると、腸から吸収される栄養素が末端の肌まで届いて新陳代謝を活性化させます。また皮膚にも免疫の組織があるので、外部からの刺激にも強くなります。
アレルギー体質や皮膚炎などは免疫組織の異常反応からくるものが多いですから、免疫組織が整うと美肌の効果も得られます。ニキビや吹き出物は、皮脂バランスやホルモン分泌との関連性が深いので、脂肪の燃焼とホルモン分泌が正常に行われれば、それらの改善にもなり得ます。
 
呼吸もキレイになる
大気汚染やタバコの煙などで、私たちの肺は相当なダメージを受けています。断食中、体内のエネルギーが肺の細胞の修復もしてくれるために、肺がキレイになります。
そうなると呼吸がスムーズになり、酸素を効率よく供給できるようになるので、各細胞がエネルギーを生み出す力がより強くなりますので、よりエネルギッシュに若々しくいられるようになります。
 
五感が鋭くなる
特に感じるのは味覚です。それまで舌を覆っていた老廃物や化学物質のカスが取れて、食べ物の味がはっきりわかるようになります。断食後のお味噌汁は格別です。
そしてだんだん断食が習慣化してくると、濃い味付けを受け付けなくなり、自然とスナック菓子や高カロリー食品を避けるようになります。
味覚だけでなく、視覚や聴覚までも改善されていきますが、それは正常な感覚に戻っただけです。それだけ私たちの感覚は麻痺させられているということなんです。
 
精神が安定する
こころをリラックスさせる効果があるとされています。こころがリラックスすると、自分との対話ができるようになり、普段の生活の中の雑音にかき消されていた「自分のやりたいことやありたい姿」を見つめ直すきっかけになります。
 
食のありがたみが分かる
これは体への直接な効果ではないですが、断食を捉える上でとても大事なことです。私たちは、普段食が当たり前にある生活に慣れすぎてしまっていて、毎日ご飯を食べられることのありがたみをついつい忘れてしまいます。
 
断食という危機的状況に置かれると、体は本来の力を発揮してすばらしい生命力を見せてくれるかもしれません。断食というものが、今ある食と生活について考えるきっかけになればと思います。

プチ断食でも経験してみてはいかがでしょうか?

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