ちこういん

苦しみを知る人

「苦しみ」を知るお釈迦さま1  




 
お釈迦さまは慈悲の人。
お釈迦さまは因果を悟った人。
苦しみをすべて知り尽くしている人。
 
人の苦しみは痛いほど分かります。
理解できない苦しみはなかったので、
さまざまな問題を解決出来たのです。
 
お釈迦さまは
「すべての生命は無明によって苦しんでいる」
ということを理解していました。
 
ですから、
悩んでいる人や失敗した人がいても、
その人たちを責めることはしません。
相手のことをけなすこともしません。
 
私たちは日常生活の中で、失敗して苦しむことがあります。
その上、周りから「なんでそんなことやったのか」と責められたり怒鳴られたりすることもあります。
 
お釈迦さまはそのような言い方はされませんでした。
お釈迦さまは
「人間はそんなもので、愚かなことしかやりません。
無明があるから悩みや苦しみがあり、失敗するのです」
と理解して、人を貶すことも非難することもしませんでした。
 
また、
神を信じる人と信じない人とを二分化して、
信じる人は天国へ、
信じない人は地獄に落ちる、
といった「脅して処分する」ということもしませんでした。
 
皆のことを平等に見ていたのです。
お釈迦さまの時代、999人も殺害した「アングリマーラ」という殺人鬼。
普通に考えれば、極悪人で救いようのない人だと誰もが思うでしょう。
 
でも、お釈迦さまはそのようには考えなかったのです。
 
ほんとうは素直でまじめな性格を持っている青年ですが、人から間違った考えを教えられたために残忍凶悪なことをした、と考えていたのです。
 
このように、お釈迦さまは人を責めたり脅すことはしませんでした。
 
そうではなく
「私も輪廻の中でずっと苦しんできました。
しかし苦しみを解決する方法を見出しました。
君たちにもその方法を教えてあげましょう」
という態度なのです。
 
人が失敗して悩んでいるのを見て
「あんたは不幸だ」
と言うのではなく、
 
「無明と煩悩があると苦しみます。
以前は私もそうでした。
しかし今は苦しみがありません。
幸福です。その道を君たちにも教えてあげましょう」
という態度なのです。
 
これがお釈迦さまであり、仏教です。
 
智弘院では、仏さまの教えをお話させていただいています。

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