ちこういん

紅葉狩り

紅葉
 



美しく色づく季節になりました。
私は紅葉が大好きで、特にモミジ、カエデが好きです。

智弘院も四季折々の木々で楽しみたいとモミジを植えてあります。
 
また、終わりのない落ち葉掃きの季節でもありますが、これも修行。 

少しづつ寒くなっていく風を肌で感じ、落ち葉を眺めていると、冬の厳しい修行を思い出したり、よし!やるぞと決心したり、紅葉を見ると情が動かされるものです。

紅葉はなぜ起こるのか? 

紅葉のメカニズムはいまだわかっていないことも多く諸説あるとのことですが、ひとつの説を取り上げます。
 


春に芽吹いた葉は、夏に一所懸命に光合成をして幹に栄養を送る仕事をします。

 
しかし秋になると日差しが段々弱くなり、光合成をして得られるエネルギーが少なくなります。
 

そうすると、緑の葉を維持するのに必要なエネルギーが、光合成により得られるエネルギーより多くなります。
 

収入と支出のバランスで言えば赤字の状態に陥ります。
 
この状態を放置すると、夏までせっかく幹に貯めたエネルギーがすべて無くなってしまいます。
 
そこで、樹木は落葉することを決断します。
 
その時、葉は自らに残ったエネルギーを保全するために赤い色素を出し、エネルギーをすべて幹に送ってから、枯れて落ちるのだそうです。
 
その保全のための色素のおかげで鮮やかな紅葉にある訳です。
 

綺麗だなと思ったり、もののあはれにて感傷的になったりしながら、見上げる鮮やかな紅葉の中では、自分がどうなってもこの子だけは守りたいという親心のような温かい心を感じ取れます。
 
親とはそういうものですね。

仏さまも同じ。
親心で、見捨てることなく私たちを見守ってくれています。
 
誰でも持っているはずの温かい心。
親から躾けられたわけでもなく、学校で習うものでもなく、
幼いものや自分より弱い人に手を差し伸べる暖かい心。
 
この温かい心で、地球上で生命の誕生から現在まで、大切にいのちが繋がってきたのだと思います。
 
そう思うと、自分一人で生きているのではなく、大きな生命の流れの中で、様々な人や、もののおかげで生きていることに気づかされます。
 
自分だけ良ければなどという心のよどみが洗い流され、
澄んだ心でお蔭さまと周りの方々に素直に感謝して、

お蔭さまとご先祖さまにも自然と掌を合わせる。

紅葉の見頃はまだかな。

万物が支え合って生きていることに改めて感謝し、花見で一杯をしたいと思います。

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