ちこういん

お墓に水をかける意味

水を手向ける供養
 
お彼岸です。

お墓参りした時には、ご先祖の墓に柄杓で水をかけますね。






 
たっぷり墓石全体が濡れるほどに水をかけ、お墓の汚れを洗い清めるという意味があります。
 
 

また、お墓にかける水は、墓の周辺をうろついている餓鬼への施しでもあります。
餓鬼はつねに飢えていて、普段は水を飲むことも出来ませんが、お墓にかけられた水は飲むことが出来るとされています。

餓鬼に水を施すという慈悲の心も大切なのです。
 
 
人間は死んだあと、六つの世界を輪廻《りんね》するとされ、そのうちの餓鬼界には水がありません。
生前に名誉や利益、モノに執着し、貪りの心で自分のことだけを大切にしていたものが、餓鬼道に落ちて極端な飢えと渇きに苦しむとされています。
 
 
もしかしたら、餓鬼界に落ちているご先祖が、なかにはいるかもしれません。
その苦しみを少しでもやわらげるためにと墓石に水をかけ、善根功徳を積んで、亡くなった人の滅罪追福を祈ります。
 
 
仏教では、水の持つ力を八功徳水(はっくどくすい)といいます。
水には八つの優れた特質があるとされています。
1 甘(甘い)
2 冷(冷たい)
3 軟(やわらかい)
4 軽(軽い)
5 清浄(清い)
6 無臭(くさくない)
7 飲時不損喉(のどを痛めない)
8 飲已不傷腹(飲み已って腹を痛めない)
 
このように、水には不思議な力があります。
苦しみを取り除き、楽を与える慈悲の心を「抜苦与楽」(ばっくよらく)といいますが、水向供養とはそういうものです。

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