ちこういん

母は偉大

マハトマ・ガンディー




 

当時イギリスの支配下にあったインドで、「非暴力・不服従」による独立運動を提唱し、インド独立の父と称されています。

「マハートマー」とは「偉大なる魂」という意味で、インドの詩聖タゴールから贈られたとされているガンディーの尊称です。
 

1869102日、インドの小藩王国ボバンダールに生まれたガンディーは、
幼い頃とてもおとなしい子どもでした。

恥ずかしがり屋で内気だったガンディーは、授業の開始の鐘と同時に登校し、授業が終わると同時に家に逃げ帰っていたそうです。


彼の母であるプタリバーイは、物静かでやさしく、非常に信仰心の篤い女性でした。

ガンディーは母の背中を見て深く考え自分を律することを学んだそうです。
母は、毎日欠かさず寺院に通い、断食やお祈りなどの定められた行事を何よりも大切にし、毎日のお祈りを終えるまでは何があっても食べ物を口にしませんでした。その姿勢は、病気になってもやめないほどに自分に厳しい人であったと言われています。
 

そんな母の強さが、ガンディーの人格形成にあたって非常に大きな影響を与え、誠実さと忍耐、不屈の精神を育てました。

 

ガンディーが7歳の頃、母との約束を破ってこっそり肉を食べはじめたことがありました。
嘘をつくガンディーに、母は何も言いませんでしたが、ただ彼の瞳の奥をじっと見つめたといいます。
その際にガンディーは、
「母に嘘をつくのは、やはりいけないことだ」
と悟ったそうです。

その後はいつも母の目を思いだして、彼は生涯を通じて肉を口にしませんでした。

一度誓いを立てたら何があってもやり遂げる強い信念を持った母の姿は、ガンディーの心の中に深く刻みつけられていくのです。
 

ガンディーは、誰よりも清らかな強い心を持つ母のことを深く尊敬し、愛していました。

 
母について次のように語っています。

「もしあなたが、わたしのうちになにか清らかさがあると思われるなら、それはわたしが、母から受け継いだものです。
 母がわたしの心に遺していった、ただひとつの印象は、穢れなき清らかさです」

 
 
他にも、ガンディーの言葉を紹介します。
「見たいと思う世界の変化に、あなた自身がなりなさい」
「もし、過ちを犯す自由がないのならば、自由を持つ価値はない」
「たとえあなたが少数派であろうとも、真実は真実なのです」
 
 
いかなる暴力に対しても、暴力を以て戦おうとすることはなく、また暴力に屈することもない姿勢を貫いたガンディーは、今も多くの人々に影響を与え続けています。
 
 
厳しい自律と揺るがぬ強い信念
信心とは、心の中にいつも息づき、自分自身を助けるものです。
 

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