ちこういん

捨てること

仏さまの教え
 

捨てる

「断捨離」の「捨」です。
慣れ親しんだものや関係を「捨てる」ことは難しいものですよね。
 
ですが、ものや情報や関係など、私たちの生活には不要なものや多すぎるので、断ち、捨て、離れることで、身の回りや心を整理して、自分の生き方を見直してみるには良いことです。
 
仏教では、
「煩悩を断ずる」
「ものを喜捨(布施)する」
「執着を離れる」
というように、大切なあり方です。
中でも「捨」とは重要な語です。
 
仏教での「捨」には二通りあります。
 
一つは通常の意味の「捨てる」こと。
自分の身体を生き物たちに与える「捨身」

財物を布施する「喜捨」です。

もう一つは「無関心」「中立、平等」ということです。

「捨」は心のあり方、心の作用を示したものです。
「心が特定の対象に向かわず無関心」
「心が対象に関して中立、平等」ということ。
つまり、執われないということです。
 

この「捨」という心のあり方は、善の心にとって大切な要素と考えられています。





例えば、布施という善行をなす時、私たちは「誰が」「誰に」「何を」という三つにこだわりながら行なうことで満足しています。

 
しかし、仏教では、その三つに執われないで布施することを「三輪清浄(さんりんしょうじょう)の布施」と呼び、最善の布施のあり方とされているのです。
 
このように「捨」という心のあり方が大切です。
 
また、四無量心(慈・悲・喜・捨)という教えがあります。
修行者が他者に関わる際の大切な四つの心。
 
ここでも、最終的に「捨」が求められます。
「捨」という心に基づいて、
慈(他人に楽を与える)
悲(他人の苦を除去する)
喜(他人の善行を喜ぶ)
がなされることを願われています。
 
こだわりや執われなく、他人と関わるのは難しいことですが、
少しでもそのような心持ちで歩んでゆきたいものですね。
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