ちこういん

己を知る

人を知る者は智なり
自ら知る者は明なり
人に勝つ者は力有り
自ら勝つ者は強し
足るを知る者は富み
強めて行なう者は志を有す
       老子





老子は、智慧ある者のことを、知識が豊富な人や弁が立つ人と言わず、他人を理解できる人、他人を見極めることができ、他人を思いやることができる人が「智者」だと云います。
 
さらに「智者」よりも上に「明智の人」がいると云います。
己を知る者、「己=自分」のことをよく知っている人のことです。
 
 

明智とは、明らかに智る(さとる)こと
これは、人を知ること以上に難しいことです。

 
 

力があれば、他人には勝てます。
しかし、自分の欲望や弱さを克服するには、強い意志が必要です。


己の弱さを含めて全てを受け入れ、それを操れるコントロール力がなければ、己を律することはできません。

 
老子だけではなく、孫子の兵法にも、同じような教えがあります。
 
「彼を知り、己を知れば、百戦するも危うからず」


相手(敵)のことを知って、己(味方)のことをよく知っていれば、何回戦おうが負けることはないのだ…というわけです。

 
相手の特性を知った上で、己のどんな面を生かして戦いに臨めば良いのか、これを冷静に見極めることができれば、負けることはないでしょう。
 
 

戦争に限らず、私たちの日常生活においても、
どんな出来事にも柔軟に対処できる人というのは強いものです。

それは、己の弱さも強さもよく知っていて、
「どこまでやれば自分にとって“無理”になるのか」
「自分にはどこまで出来るのか」
という見極めがうまくできているからです

 
 
人が一番失いやすいものは何かというと自己です。
「自分探し」という言葉もありますが、
己を知るには、頭で考えるよりも志を立て
忍耐強く努力を続け
今の自分に満足し
わき目も振らずにがんばって
初めて心は明るくなり
「自分はこういう人間だ」
と悟れるものなのでしょう。
 
 
己を知り、己の弱さや愚かさを全て受け入れた上で

己をコントロールする。
それができれば、人生はもっとラクに、

楽しく生きられまるでしょうね。
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ちこういん
Posted byちこういん

Comments 1

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ノブえもん  

No title

ありがとうございました。
m(_ _)m

2018/05/16 (Wed) 21:52

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