ちこういん

己の穢れを除くべし

仏さまの言葉
 
技工者(たくみ)
銀の錆を除くが如く
賢き人はおもむろに
一つ一つ刹那刹那に
己の穢れを
除くべし
 
 
銀は錆びます。技巧者がその錆を除くがように、教えを求めていく人は、自分の心も錆がつくんだ、と。そう思って、「おもむろに」一つ一つゆっくりと、自分の汚れを除いてゆけ、と教えています。
 
「賢き人」というのは、常識のかしこさではなく、頭が良い悪いではなく、「教えを求めていく人」です。
向上心というものが、大事なんですね。
 
 


「身から出た錆」と言います。
「身から出た錆」は、「自業自得(じごうじとく)」とも言います。
天に向かって唾をする、と同じように、自分でしたことが自分に戻ってくるので、誰も怨んではいけないよ、ということを教えています。
 
 
人間の本性は善でも、悪でもありません。
いずれにもなる可能性を持っていると仏さまは言います。
 
その善の芽が出るか、悪の芽が出るか、ということは、縁によっていくから、だから人間は生まれたままでほっておいてはいけないんだ、ということなんです。
 
「刹那刹那におのれのけがれを除くべし」
これでいいと思ったら、錆が出てくる、腐らせてしまうわけですから、いつでも自分に言い聞かせて、油断しないようにしたいものです。
 
 
鉄の錆は鉄から出て鉄を腐らせ
愚痴は人の心から出て人を滅ぼす



 
スポンサーサイト



ちこういん
Posted byちこういん

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply