ちこういん

お岩

「四谷怪談」
 

風さそふ
花よりもなほ
我はまた
春の名残を
いかにとやせん
   浅野内匠頭

 
昨日は『忠臣蔵』の日でした。
この「忠臣蔵」の話で、四十七人の義士に入れなかった赤穂浪士として、伊右衛門がいます。
 
この伊右衛門と四谷左門の娘・お岩。
話の内容はいくつも伝えられていますが、こんな怪談話。
 
ふたりには、伊右衛門のことを気に入らない父・左門の意思によって離縁させられた経緯があり、伊右衛門の画策によって復縁したふたりでしたが、この後お岩さんに苦難がふりかかります。
 
伊右衛門に恋心を抱くお梅の祖父・伊藤喜兵衛に毒を盛られ、そのせいで、彼女の顔は醜く爛れていく。
 
すでに愛情が失せていた伊右衛門は、こんな惨い仕打ちを受けたお岩さんに対し冷酷な態度を取り、それどころか、毒を盛った喜兵衛から金を受け取り、伊藤家に婿入りするという取引に応じてしまいます。
 
皮膚が腫れ上がり、片目がつぶれ、おびただしい数の髪の毛が抜け落ち、すでに原形すらとどめないほど変貌してしまったお岩さんは、ここで家の世話人からことの真相を聞きます。
 
そして絶望と狂気の果てに絶命、お化けとして生まれ変わり、その後は…。
 
うらめしや~
 
自分の愛する人から毒を飲まされ、自分の親を殺される。
切ないです。
 
一方、自分の欲の為に何でも出来る。
恐ろしい。
 
なんとも、人間の業とは…。
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