ちこういん

怒らず

恥は一時、志は一生。


     月岡耕漁画


韓信(かんしん)という人は、中国淮陰(わいいん)の出身。
前漢時代の武将で、高祖である劉邦(りゅうほう)に従い
天下統一を助けました。
 
韓信が若い頃のこと
貧乏で行いが悪かったために職に就けず

また、商売で生計を立てることもできませんでした。
他人の家に上がり込んでは居候する

いつも誰かにも食べさせてもらう生活で
淮陰の者はみな、韓信を見下していました。

家が貧しかった韓信ですが、
志ばかりは高く独学で兵法や
武術を学ぶなど向学心はありました。


ある日のこと、韓信は町の少年に
「お前は背が高く、いつも剣を帯びているが、

実際には臆病者に違いない。その剣で俺を刺してみろ。
出来ないならば俺の股をくぐれ」
と挑発されました。

韓信は黙って少年の股をくぐり、

周囲の者から、韓信は大いに笑われました。


韓信は
「恥は一時、志は一生。
ここでこいつを切り殺しても何の得もなく、

それどころか仇持ちになってしまうだけ」
と冷静に判断しての行動でした。

 
争うことの愚かさを避けるため
屈辱に耐えたということです。
 

逸話「韓信の股くぐり」
(史記 淮陰侯伝)

 
 
怒りは身を滅ぼします。
 
志、誓願(願い定めた誓い)を持つ人
将来に大きな目的を持っている人
 
そんな人が
恥ずかしめに堪え忍ぶ心を持ち
目的を達成できるのでしょう
 

スポンサーサイト



ちこういん
Posted byちこういん

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply