ちこういん

毒ヘビとお釈迦さまの話

「お釈迦さまと毒ヘビ」のお話

 

ある時、お釈迦さまが一軒の家を訪ね
その晩の宿を貸してくれと申し出ました


その家の主は、その申し出を受け入れましたが
主が案内したのは家の中ではなく
一つの粗末なテント小屋でした

お釈迦さまは主に礼を言い

テントの中でお休みになりましたが


主はあろうことか

そのテントの中に一匹の毒ヘビを放ちました


お釈迦さまがビックリして慌てて飛び出てくる様子を
見てやろうとの魂胆でした

しかし、いつまで待っても

お釈迦様はテントから出てきません
毒ヘビに噛まれて死んだのだろうか?

朝になって

主がお釈迦さまの様子を見にテントに行くと


お釈迦さまがいつもと変わらぬお姿で

テントから出てきました


主が

「ヘビはどうなりましたか?」

と尋ねると

「このヘビですか?」

と言ったお釈迦さまの持つ托鉢用の鉢の中で
おとなしく寝ていました


このお話、どんなことを感じられますか?
 

そばで毒ヘビが、とぐろを巻いて静かに寝ているとしたら?

まず逃げることを考えるでしょう


しかし、毒ヘビが寝ていることに気がついたら
人間を殺すかもしれないそのヘビを、殺しにかかるかも


ヘビも、隙をついて襲い掛かってくるでしょう


その毒ヘビがなぜ、

お釈迦様の持つ鉢の中でおとなしく寝ていたのか?

お釈迦様は

「殺られる前に殺る」
「自分さえ良ければいい」
という餓鬼や畜生の世界に生きてはいなかったのです
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