ちこういん

海猿

自分が気づかないうちに行ってしまった悪いことには、
悪いことをしたという意識がありません。
ですから悔いることもありません。
 
言い換えれば、
後悔しなければ、人は悪いとも感じない。
気づいていないことは、恐ろしいものです。
 
海猿
 


あるテレビで、普通の人間では難しい海の中での緻密な作業において、世界各国から高い評価をうける一流の潜水士のドキュメンタリーがありました。
 
その中に、その潜水士が以前に橋を建築した場所へ潜る機会があった時に見た海底の姿は、橋を建築した当初の海藻が生い茂る海の姿ではなく、見渡す限り一面岩だらけという、まるで砂漠のような海の姿に変わっていたという話がありました。


これについて、その潜水士は、橋の建造によって影響を受けた海流が起こした海水温の変化、またそれにともない、その海流が運んでいた栄養となる物質も欠如した事などが原因として考えられると分析していました。

 
そして、その事実を目の当たりにしたとき、一流の技術を持つ潜水士として今まで自分のしてきた行動が、
地球規模でみて一流の自然破壊者でもあったということに気づかされ、自分の行動に初めて罪の意識が生まれたと言っています。
 

それからは海を再生するために、ボランティアとして様々な活動をし、失われ続ける自然と向かい合いようになったと話されていました。

人間にとっては必要で、良いことをしているつもりでも、
自然にとっては大変迷惑なことをしている場合が、
実は私たち一人一人にも例外なくあるものです。
 
知らず知らずのうちのことなので、
それと気づかず日々を過ごしてしまいがちですが、
 
気づかされることによって、

自分の言動を改めることができます。



心に罪深き鬼を飼っている私たち
仏教では
懺悔によって、自己を見つめ
奉仕によって、徳を積むことで
智慧が磨かれ、気づきがあります
 
利己という私から
利他という私に
それが仏さまと同じ慈悲の心です
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