ちこういん

長寿を祈る

くしゃみ

くしゃみをすると、「かぜをひいたのですか?」と言われます。
風邪の前兆のように思われていますよね。
 
私は花粉症なのですが、毎年大変でした。
ですが、今年は不思議と大したことないのです。
治ってしまったのか?不思議です。
 
くしゃみの基本的な機能は二つ。
 
一つは、体温を上げるための生理現象。
人は、鼻腔内の体温を保とうとして、体温が著しく下がったとき、鼻腔内の知覚神経は脳に体を振動させて体温を上げる命令を出すと言います。
これがくしゃみでです。

二つめは、鼻腔内の埃、異物を体外に排出するための噴出機能です。
 
 
さて、
ある時、お釈迦さまが御説法中にくしゃみをしました。
すると弟子たちは、すぐに「クサンメ」と唱えて、師の無事息災を祈ったと伝えられています。


「クサンメ」

サンスクリット語で長寿という意味です。

今の中国に伝わると、「休息万命」(くそくまんみょう)と訳され、
身体を休めて長命を保つ意味に解釈されます。
 
吉田兼好の「徒然草」にくさめ(くしゃみ)の話があります。
第四七段。
清水寺で尼さんが「くさめ、くさめ」と言いながら行く。
参詣者がどういうことかと尋ねると、尼はこう答えます。
くさめをしたら、そう唱えないと死ぬと言われている…と。
 
昔から「クシャミをすると鼻から魂が飛び出していく」とも考えられていました。
体を抜け出した魂がその辺にうじゃうじゃいる悪霊たちに食べられてしまわないように、それで死なないための呪文を唱えたわけです。
 
噂話もその流れです。
呼気は命と考えられていたことも相まって、「何者かによって命を吐き出させられている」、つまりは呪われていると考えられていました。
時代の流れとともに「呪い」が「人の想い」「噂」となり、現代のような形になったのでしょうね。
 

くしゃみの回数によって諸説あるようですよ。
1
回……褒められ

2回……憎まれ
3回……惚れられて
4回……風邪をひく
現代は「花粉症」を加えなければいけませんね。
 
くしゃみで長寿を祈る。
いいと思いませんか?
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