ちこういん

月天子

11月14日 こんにちは。
 
ご訪問有難うございます。
 
今日はスーパームーンですね。
お月見です。
 

月明かりに自然の神秘やロマンチックな雰囲気にひたったり、ウサギをさがしたり、灯りが無かった時代の人々の想いを想像したりするのもいいでしょう。
ぜひ、灯りを消して月の光を浴びるひとときを過ごしてはいかがでしょうか。

なんなら、月見うどん、月見そばでも、月見で一杯でも。
いつもの味と変わって美味しくなるはずです。
 
 
仏教では月天子

仏教では、月を月天子(がってんじ)と言い、日天子(にってんじ=太陽)、明星天子(みょうじょうてんじ=金星)とともに、この3つは三光天子(さんこうてんじ)と呼ばれ、空から見守る守護神の代表とされています。

また、お経の中で月はたとえ話にも活用されています。

法華経に、「たくさんの星々の中でも月天子が一番明るく夜空を照らしているように、法華経の教えはあらゆるお経の中で説かれている大小千万億の教えの中でも、最も世間の暗闇を明るく照らすものである。」
と、月で仏さまの教えの浅い深いがたとえられています。

 

他にも法華経には、宝月(ほうがち)菩薩、満月(まんがち)菩薩、月光(がっこう)菩薩、名月天子(みょうがってんじ)、日月燈明(にちがつとうみょう)如来といった月が含まれる名前が登場しますよ。



さて、この名月天子。

日蓮聖人のご遺文『種種御振舞御書(しゅじゅおんふるまいごしょ)』の中にも登場しています。

「九月十三日の夜なれば月大(おお)いにはれてありしに、夜中に大庭に立ち出でて、月に向ひ奉りて自我偈少々よみ奉り…、抑(そもそ)も今の月天は法華経の御座に列(つらな)りまします名月天子ぞかし…。」


九月十三日の夜(十三夜)なので月が大いに晴れ晴れと輝いていており、(連れてこられた本間六郎左衛門邸の)大庭に出て、月に向かって自我偈をお読みした…。目の前の月は、法華経の会座(えざ=お説法の場)に並んでおられた名月天子ではありませんか…。





これは、文永八年(1271)912日に起こった龍口法難の時のご遺文です。

この日、法華経信仰の推奨と諸宗批判が、鎌倉幕府の政策の批判になったという理由で鎌倉の草庵で捕らえられた日蓮聖人は、日付が変わった午前2時頃、土牢から引き出され、龍ノ口の刑場で斬首されそうになったものの、江ノ島の空から「光りもの」が舞い降り、これに恐れおののいた執行人は急きょ刑を取りやめ、依智(えち)の本間六郎左衛門の邸にたどり着き、その後、佐渡流罪になります。
これを日蓮聖人は、法華経に示されている通りの月天子のご守護と受けとめられました。

 
月天子についてお話ししましたが、

見慣れているとはいえ、今日は心地いいやわらかな光を放つ名月に向かって「いつも見守っていてくださってありがとうございます」とお祈りするのもいいのではないでしょうか。

今日午後から、お寺では「瞑想会」です。
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