ちこういん

池上に参拝します。

10月7日 おはようございます。
 
ご訪問有難うございます。 
 
十月は日蓮宗では『お会式』の季節です。
日蓮聖人の御命日ご報恩法要です。
今年で第735年回忌。
 


「御会式」は、“オカイシキ”ではなく“オエシキ”と読みますが、
厳粛な中にも、お祖師さまが命がけで人々を救おうとされた気概を持とうという心から賑やかに行われてきました。


             画 歌川広重

とくに、日蓮聖人ご入滅の霊跡である東京都大田区の池上本門寺のお会式は賑やかで有名です。
 


今も池上本門寺は、
十月十二日の夜に行われる万灯練り行列を楽しみに、
全国から三十万を超える参詣者がつめかけ、
会式花で飾られた華やかな万灯を中心に行列をくんで、

纒を振り、太鼓・鉦・笛ではやしながら練り歩きお参りします。

 


団扇太鼓がトントコトン
鐘がチンカカカン
リズムに乗って笛の音がピーヒャラと響きます。
 


万灯を先導するのは、江戸の火消し衆を彷彿とさせるまとい持ち。
大きなまといを自由自在に振り回します。
威勢のいい掛け声と共に歩く姿はお祭りさながら。
 


昔は「一貫三百どうでもいい」とそんな声をかけ、
うちわ太鼓を叩きながら参拝したといわれています。
 
当時の日当、一貫三百をフイにしても、お祖師さまの恩に報い、
御会式には参拝するという心意気が感じられ、
古くから庶民の手でなされてきたお祭りです。
 



十二日の夕方に先頭の万灯が出発し、
それから百基以上の万灯が深夜まで、
続々と池上本門寺の大堂(祖師堂)を目指します。
 


その大堂では、十二日の夕方から翌朝五時まで、
途切れることなくお題目が唱え続けられます。
堂内は檀信徒のみなさんが叩く団扇太鼓の音と、
お題目を唱える声で溢れます。
 
賑やかなお祭りの雰囲気から一転、
十三日の朝の大堂は凛とした雰囲気に包まれます。
 
堂内に隙間無く檀信徒がつめかけ、
声をもらすことなく厳粛な空気が張り詰めます。



 
日蓮聖人が亡くなられた午前八時。
堂内に鐘の音が響きます。
 
日蓮聖人がご入滅のときに、
実際に打ち鳴らされたといわれる「臨滅度時の鐘」です。
 
弘安5(1282)年10月13日、
聖人の御入滅を知らせる「臨滅度時の鐘」を打ち鳴らされると大地が鳴動し、池上邸の桜の木が一斉に花を咲かせたと伝えられています。
 
この音の響きに当時を思うお会式法要、今年も池上に参詣します。
 
聖人六十一年のご生涯は、
「ただ妙法蓮華経の七字五字を
日本国の一切衆生の口に入れんとはげむばかりなり」
との一心で、どんなに過酷な大難であろうとも、
ひるむことなくお題目を広められました。
 
そのご遺徳を偲び、当寺でも感謝報恩の法要を営みたいと思います。
 
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