ちこういん

お月さまとウサギ

913日 おはようございます。
 
ご訪問有難うございます。
 
もうすぐ十五夜です。
 


月々に 月見る月は多けれど 月見る月は この月の月
昔の人はうまくいいますよね。
 
今年は見れるかな?
お寺に大人も子供たちも集まって、ミニコンサート。
一緒に童謡(里の秋、朧月夜など)を歌ったりもします。
満月なのに三日月(綾香)や、星に願いをなど、いろいろ考えています。
お月さま、顔だけでもだしてね。
 

「お月様には、うさぎさんが住んでいて
   十五夜になると餅つきをするんだよ。」


「あそこが耳で、臼(うす)があって・・・」


子供の頃、お月様を眺めていると不思議とうさぎさんが見えました。





日本に古くから伝わるこの話。
実は、お釈迦さまの過去世の修行の物語です。
 
月兎と帝釈天
 

仲良く暮らす、「うさぎ」と「きつね」と「さる」が居ました。

3匹は、いつも
「自分達が獣の姿なのはなぜだろう?」
「前世で何か悪いことをしたからではないだろうか?」
「それならば、せめて今から人の役に立つことをしよう!」
ということを話し合っていました。

 

この話を聞いていた帝釈天(たいしゃくてん)は、
何か良いことをさせてあげようと思い
老人に姿を変えて3匹の前に現れます。

 

何も知らない3匹は、目の前の疲れ果てた老人が
「おなかがすいて動けない。何か食べ物を恵んでほしい。」
と、話すと、やっと人の役に立つことができる!と喜んで
老人のために食べ物を集めに行きました。

「さる」は木に登って木の実や果物を、

「きつね」は魚を採ってきました。

ところが、「うさぎ」だけは一生懸命頑張っても
何も持ってくることができません。







「うさぎ」は、
「もう一度探しに行ってくるから火を焚いて待っていて欲しい。」
と、「きつね」と「さる」に話して出かけていきました。


 

暫くすると、「うさぎ」は手ぶらで戻ってきました。

そんなうさぎを、「きつね」と「さる」は嘘つきだと攻め立てます。

すると、「うさぎ」は、

「私には、食べ物を採る力がありません。
 どうぞ私を食べてください。」


と言って火の中に飛び込み、自分の身を老人に捧げました。

 


これを見た老人は、すぐに帝釈天の姿に戻り、
「お前たち三匹はとても感心なもの達だ。

きっとこの次に生まれ変わったときには、
人間として生まれてくるようにしてあげよう。
とくに、うさぎの心がけは立派なものだ。
この黒こげになった姿は永遠に月の中に置いてあげることにしよう」
といったそうであります。


こうして、月には「うさぎ」の姿が今でも残っているのです。

 
日本では今昔物語に月兎の話がありますよ。天竺の部にも本生伝として。
このような物語で、お釈迦さまは私たちに伝えていることがあります。
 布施の心、捨身のという執着を離れた思いやりの心です。
 
猿は智慧
狐は力、能力。
 
一番大切なのは、ウサギの真心ということですね!
 
 
 
月の不思議について。
月と地球と生物の関係を考えると、
 
ある種の珊瑚は年に一度、満月の夜にいっせいに産卵するといいます。
大地震の多くは新月、満月付近に起きている。
竹取物語、オオカミ男など月にまつわる昔話も多いですね。
 
腰、胃、肺、腸、脳、臓器などなど。

体のほとんどの部分を表す漢字は月ヘンです。

月のサイクルと女性の生理の周期もほぼ同じです。

 

潮の満干は月の引力で起こります。
人体のおよそ3分の2 は「水分」=「海」ですから、

海と同様に身体の中で潮の満ち引きが起きているというわけです。
大海を動かすほどの月の引力が人体に影響を及ぼすのは当然でしょう。

 
人間の出産や死も「満月」や「新月」に多いことなどから、
私たちの身体は月の満ち欠けの影響をうけています。
 
東洋医学的にも太陽は男性、月は女性と称され、陽と陰の関係です。
暦も生活も食べ物も、全てが関わっています。
 
そんな事からお寺でも、古くから神様として、
太陽(日天子)月(月天子)に御祈願して、
病気平癒や健康、女性の身体のことなどを祈りますよ。
 
片見月(かたみつき)にご注意を!
十五夜または十三夜のどちらか一方しか観ないことを「片見月」「片月見」と呼びます。縁起が悪いのでお気をつけて。
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