ちこういん

八風

 711日おはようございます。
 
ご訪問、有難うございます!
 
朝の一言
賢人は八風と申して
八の風にをかされぬを賢人と申すなり。
利、衰、毀、誉、称、譏、苦、楽なり。
 
日蓮聖人
 
けんじんははっぷうともうして 
やっつのかぜにおかされぬを けんじんともうすなり。
うるおい おとろえ やぶれ ほまれ 
たたえ そしり くるしみ たのしみ なり。
 
八風(はっぷう)
 
選挙が終わりましたね。
民意、民意と言いますが、今の時代は思想の自由がありますから、
「正しい」という言葉や意味が出てきません。
つまり、基準がありませんし、物差しが無いようです。
 
あるとすれば、利益。
個人の利益、そして国益。
これですべて決まっています。
 
粋とか、やせ我慢とか、矜持とか。
そういうの、あってもいいのにと個人的に思います。
 
今日は賢人の話。


出典: lineq.jp

賢人クンではなくて、ケンジンのはなし。

まつりごと、つまり政治家は賢人、人格者であって欲しいです。
賢人が政治をすれば、国が安泰になり、私たちの生活が安心です。
 
八風とは、
仏道修行者の心を乱し、修行を妨げる八種の風のことをいいます。
そこから、この風におかされることのない人こそが賢人と言われます。
 
『仏地経論』には次のように説かれています。
 
可意の事を得るを利と名づけ、
可意の事を失ふを衰と名づけ、
現ぜざる譏撥を毀と名づけ、
現ぜざる讃美を誉と名づけ、
現前の讃美を称と名づけ、
現前の譏撥を譏と名づけ、
身心を逼悩するを苦と名づけ、
身心を適悦するを楽と名づく。
 
意味は、
物事が思うようになることを「利」と名づけます。
反対に、物事が思うようにならなくなるのが「衰」です。
自分の知らないところで批判されるのが「毀」。
自分のいないところで誉められるのが「誉」。
自分の目の前で褒められるのが「称」。
自分の眼前で譏(そし)られるのが「譏」。
身心が逼迫して苦しむのが「苦」。
身心が満足して愉しいのが「楽」。
 
八風は、
「利」「誉」「称」「楽」の四順と、
「衰」「毀」「譏」「苦」の四違に分けられます。
 
四順は、誰もがかくありたいと願い、望む状態です。
四順の風を得て、好ましい、喜ばしいと思わないのは、とても難しいことです。
逆に、四違の風は誰も望みません。この状態になって、意気銷沈しないでいることは、至難のことと言えます。
 
私たちは、四順を欲し、四違を厭うからこそ、
この八風におかされてしまうのです。
 
楽を求め、苦を望まないのは人間の本能ですが、
苦はやだな~とおもうと、なんでも苦になり、
楽をねがえば、だいたい期待はずれとなってしまうものです。
 
私たちは、公人や他者に厳しいですよね。
賢人を政治に求めたいですが、
自分自身でも、少し意識して、
八風におかされないように気をつける。
苦楽に一喜一憂しない。
それが、本当に幸福な人生への道です。
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