ちこういん

七不退法

 75日おはようございます。

 

朝の一言
一切の大事の中に
国の亡るが第一の大事にて候也。
日蓮聖人
 
どんな問題より、
国が亡びるということを、一番に考えなければなりません。
 
何もしないで、平和や安穏など訪れません。
それは、国でも、自身の心でも同じ。
懸命な努力が必要です。
 
報道やニュースが幼稚化しています。
18歳選挙権で、子供に媚び、好きなことを言わせている。
甘やかしていることに、とても見ていられません。
 
 
「七不退法」と呼ばれるお釈迦さまの教えがあります。
 
摩訶陀国(マガダ)の阿闍世王(アジャセ)は、
その父である頻婆娑羅王(ビンビサーラ)を幽閉し獄死させて、
王位に即き、提婆達多(ダイバダッタ)にそそのかされて、
お釈迦さまにも危害を加えようとしたのですが、
やがて自身の過ちに気付き、前非を悔いて、
お釈迦さまに帰依し外護者となりました。
 
ある時、阿闍世王は、お釈迦さまのもとに使者を遣わして、
「跋祇国を征伐しようと考えていますが、いかがでしょうか」
と問わせました。
 
お釈迦さまは、使者の問いには直接には答えず、
阿難(アナン)に、
「跋祇国では今もよく集会を聞き、
相談をして物事を決めているだろうか?」
と問います。
 
「跋祇国の人びとは以前と同様、よく集会を開いて議論をしています」
と阿難が答えると、
おしゃかさまは、
「そうか、集会がうまくまとまっている間は、
跋祇国は繁栄し、衰退することはない(不退)であろう」
といいます。
 
そして、
「皆がともによく自分の為すべきことを果たしているか」
「昔からの掟をよく守っているか」
「古老を尊敬し、その言葉に耳を傾けているか」
「婦女子を保護しているか」
「祖先を敬い、しかるべき供養をしているか」
「聖者を尊び、護っているか」
と、合わせて七つの質問をします。
 
それに対して阿難が
「よく行われています」
と答えると、
お釈迦さまは
「それでは跋祇国の将来は、
繁栄が期待され、衰亡の恐れはないであろう」
といいました。
 
阿闍世王は、使者から釈尊と阿難との間のこの遣り取りの報告を受け、跋祇国への出兵を断念しました。
 
経典に描かれたエピソードです。
教えの内容だけでなく、お釈迦さまの教えの説き方など、
様々なことを考えさせられます。
 
共同体の衰亡をどうしたら食い止められるか。
 
国は、人々の行いによって繁栄もし、滅びもするのです。
この物語から私たちは、自分自身の生き方に目を向けることも、
大切なのではないでしょうか。
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