ちこういん

おばあさんとのお別れ

思い出
 
明日土曜日、お通夜に行きます。
寂しさをブログに書いてしまいます。
私の思い出話です。
 
 
長い間、お参りに見えていたお婆さんが亡くなった。
大正生まれの96歳
齢には勝てず、少しずつ体力が落ちていきました。
病気はありません。大往生です。
 
 
毎月お寺のご先祖供養や行事に参加されました。
みんなで一緒にバスで、諸寺参拝にも行きました。
戦前、戦後のご苦労や、昔話、土地の習わし、人の付き合い方、
お茶を飲みながら沢山聞かせてもらいました。
若い私は、こうして知らないことを学びました。
 
 
ご主人を亡くされて、もう二十年以上にもなりますが、
毎日欠かさずご自宅仏壇で、ご先祖さま、ご主人のご供養に勤められ、
季節の行事も欠かさずに大切にされました。
毎日お経を読んでいるから、認知症など関係なかったですね。
 
 
歳を重ねても食事や買い物など、ご自身で気を付けて、
自分の出来ることを自分でする。
いつまでも気持ちが若々しく、きちっとした方でした。
親孝行の息子さんは、母の生き方の証です。
 
 
お手紙をくださる時は、いつも鳩居堂の便箋に毛筆で、
昔の言い回しの言葉を使い、しっかりした文面。
私もお礼の手紙を書く時は、時間がかかったんですよ。
 
 
以前、節分の話になった時、
「私は大きな声で鬼は外、と言うの」
私がうなずくと、その理由を教えてくれた。
「私の心の中から、鬼が出ていくように、一所懸命に鬼は外と言うんです」
そう話してくれたのを思い出します。
ご自分の心と向き合っていた姿がそこにありました。
 
 
私の中でも生き続けるお婆さん。
御供養させていただきます。
古い人がいなくなっていく。
さびしいです。
スポンサーサイト



ちこういん
Posted byちこういん

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply