ちこういん

本立ちて道生ず(親を大事に)

『本立ちて道生ず』
学習。人は何故勉強するのか。
何で学んで実行しなければならないのか。
その目的は何なのか。
 
昨日2月15日は、お釈迦さまの御涅槃会でした。(亡くなった日)
今日2月16日は、日蓮聖人さまの御降誕会です。(お誕生日)

        小湊誕生寺 御幼像
 

タイが珍しいのです。

報恩感謝の気持ちと、新たな誓いの為に法要を営みました。
気持ちを表すことは、いつもと違って準備をして、供物を捧げ、法衣をまとい、かたちを調えて臨むところに、心も入りやすくなります。
気持ちを入れるには、儀式、イベントが必要ということでしょうか。
 
涅槃に降誕。
人が亡くなり、人が生まれる。
人生とはなんでしょう?
 
現代社会は自由民主主義です。
自由であり、個人が尊重されます。
 
しかしながら、人と話していると、
「自分の道が見えない」
「目標がわからない」
「何の為に生きているのか」
ということをよく聞くことがあります。
また、悩んでおられる方も多く、老若男女に関係なく、自分の進む道が見えてない人、わからない人もおられます。
 
せっかく、私たちは人間に生まれたのですから、
「ああ生まれてきてよかった。生きてきてよかった」
という思いを持てるといいですよね。
 
その為には、心が良くなることが必要ですし、享受するための規範を学び、自らの心身を整える必要があります。
 
1つの指針になるのではないでしょうか。
 
孔子が説いたその目的

学而編第一の第二番目
「有子曰く、

その人となりや孝悌にして、
上を犯し凌ぎ乱を作す者はいまだ有らざるなり。
 
君子(くんし)は本(もと)を務(つと)む。
 
本(もと)立ちて道(みち)生ず。
 

孝悌(こうてい)はそれ仁(じん)を為すの本か」

(訳)
「孔子の高弟有子が、
その人柄、即ち性質が、親に孝行であり目上の人に対して従順である人には、目上の人を犯ししのぐことを好むものはいない。また反乱を起こしたり、世間をさわがす事を好む者もいない。
 
立派な人間は根本を大切にし、それを磨くために努力する。
 
根本が定まってはじめて進むべき道もはっきりする。
 
その根本こそが『仁』であるという。」
 
と、およそ親孝行で徳ある人は物事の根本に力を尽くすものであると。
根本とは「孝悌」のことです。
『考』とは、父母によく仕えること

『悌』とは、兄姉や年長者によく仕えること
どちらもいわゆる『目上の人』によく仕えることを指している言葉です。

『仁』とは、人間の自然な愛情にもとづいた真心
儒教における『五常の徳』の中でも、最も重要視されている徳です。
 
その『仁』をわかりやすく言うと『思いやり』です。
仏教では『慈悲』ということです。
 
学習の目的は何かと言ったら『本』に尽くすため。
万人共通の本は親・祖先という事です。

親に安心してもらい、よろこんでもらい、敬するということが、その人の運命の岐れ道になってくると教えているのです。

根本は大切です
物事の根本がしっかりしなければ、何事もうまくはいきません。
人としての根本とは、仁徳の根本である親思い、兄弟思いを挙げています。
親を思うということは、ご先祖や、その生まれた家系を思うことに繋がっていきます。自分の生まれた土台をしっかり認識し、孝行に、供養にと尽くすことで、物事が自然とうまく進んでいくと思うのです。
 
お寺は毎月、御先祖さまのご供養をしています。
供養を重ねていく方は、気持ちが安心し、心に強さが出てまいります。
生きている親にも、亡くなられた御先祖さまにも、心を尽くしていくことが出来れば、道は開いていきます。

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