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おみくじ(御御籤)について

おみくじ(御御籤)
占いとおみくじ

占いは占卜(せんぼく)とも言われますが、大きく別けて、(めい)、(ぼく)、(そう)があります。
 
「命」は、四柱推命や紫微斗数のことで、誕生した年月日や星座などによって宿命や命運を占うもので、星占いなどもそうです。
 
「卜」は、右に行くか左にゆくか、吉と出るか凶と出るか、何かを判断するときや決断することに行われる、易、方位学、奇門遁甲方術、タロット占いやおみくじがこれに当たり運命の変化を見るものです。
 
「相」は、目に見える対象の個人や周囲の環境、表面に現れた形状によって吉凶などを占うもので、手相、人相、骨相、姓名判断、家相、墓相、地相、風水などがあります。
 

仙道五術
「仙道」というのは、仙人になる方法を追求する学問のことです。
仙人というのは、ご存知のいわゆる不老不死でいろんな神通力を持った人のことです。別の見方をすると、仏教でいう悟りとか、社会の為に尽くそうという理念を目標にしている訳ではないようです。

目標といえば、さし当たり自分自身がなるべくものごとが思い通りになり、健康で長生きするということでしょうか。でも、仙術を手に入れるためには、大変な修行が待っています。
この仙道が、「命・卜・相・医・山」(めい・ぼく・そう・い・さん)の五つに分かれて、この五術は現実生活を幸福に生きるための学問といえます。
残りの二つ
「医」は、中国医術です。鍼灸、漢方、方済、導引など。
「山」は、気功などに代表される、大地自然の気を貰うことによって習得する術の総称です。小林寺拳法、精神統一、呼吸法などを山に入って修行する機会が多いことから、この名がつきました。房中術(男女の交わり)もここに入ります。
 
この五術を修めると、人を占うことが出来るのかもしれません。
一応、仏教では違う捉え方もございますので、仙道、占いをすべて肯定しているわけではありませんが、人生において、この五術は多く活かされるものでありますし、私たちの日々の生活に定着しております。

御神籤(おみくじ)との向き合い方


 
おみくじと言えば初詣、総運だけで大吉だ!だ!か!などと総運を見て判断することが多いようですが、願事、待人、失物、旅立、商売、学問、相場、争事、恋愛、転居、出産、病気、縁談などの文字がその総運の下に書いてあり、自分の悩みに対して「ズバリ」とヒントをくれるのがおみくじです。
吉凶を占うだけとか、棚ボタを願うために引くのではありません。
自分が決断したことを実行するにあたり、どのような障害があるのか、どう行動すればいいのか、を確認するために引くものでもあります。
 
お正月の場合

初詣、そもそも御神籤とは神様からのご託宣(お告げ)ですから、ありがたく貴重なものです。お正月に引く御神籤はその年の指針を与えてくれるものですから、大切に財布や定期入れなどに1年間保管して、度々読み直して参考にした方が良いでしょう。もちろん、吉凶に関係ありません。吉と出ていても御神籤に書かれていることに気をつけなければ凶に転じますし、凶と出ていても注意事項に気をつけていれば「災い転じて福となす」となるのです。 

お正月以外の場合

今、自分は何に悩んで、何に迷っていて、自分だけでは判断できない、ことを神仏にヒントお導きのお言葉を頂きます。
学生であれば学問や恋愛、年齢を重ねるにつれ、結婚や就職、商売や相場、病気や争事といった項目が気にかかってくるもの。

 
御神籤を引くとき(御神籤の筒を振るとき)に、例えば、

・進路や試験が近い人なら学問で悩んでいると自分に言い聞かせてから
・引越を考えている人はいつくらいに具体的に動き始めればいいのか

・商売がうまくいかなかった人はそのことを悩んでいると思いながら
自分は「これに迷っています」「ここのところが弱気です」
と考えながら何についてお言葉をいただきたいのか、あるいは教えていただきたいのかを、具体的に念じながら御御籤を引くと良いでしょう。
 
そこで出た神仏からの答えの御神籤は、自分がお願いした項目だけを見て参考にし、それ以外の項目は無視します。吉凶を見る必要は基本的にありません。
 
例外は『今からやろうとしていることは自分にとって良いのか悪いのか教えてください!』とお願いしたときなど、お答えを吉凶で知りたいときです。
 

「凶」については、やはり注意の運勢をあらわしていますので、行動を慎重に、何事も控えめにすることがよいでしょう。「災い転じて福と為す」ということわざがあるように、言い方を変えれば、書いてあることに注意して行動すれば、難を逃れ、福がもたらされることにもなるので、あまり気にされないことです

御神籤は神仏からのアドバイスです。ぜひ大切にとっておいて、ときどき読み返しましょう。そして迷ったとき、困ったとき、決断を迫られたとき、参考になると思います。

 
御神籤の引き方

・神籤筒(みくじつつ)を逆さまにし、穴の開いている底を手のひらの上に乗せます。
・神様に教えていただきたい事柄を祈念(おいのり)しながらまっすぐ上下に振ります。
・穴から数字の書かれた棒が一本出てきます。その数字を覚えて、出てきた棒をそのまま筒に戻します。(棒の向きを変えないよう気をつけます)
・おみくじの紙を受け取ります。書かれてあることはメッセージですから、木の枝などに結ばないで、大切に持ち帰り、時折読み返しましょう。


 

おみくじが歴史を動かした

日本史上最も古い「くじ」の記録は、謀反の吉凶を占っています。
有間皇子(天智天皇のいとこ)が謀反の成否を占いますが(日本書紀658年)、 謀反の計画は事前に漏れて処刑されてしまいます。

 

謀反とおみくじで一番有名なのが本能寺の変です(1582年)。 
信長から毛利攻めの命を受けた明智光秀は、戦勝祈願のため愛宕神社へ参拝し、出陣の前に3回もおみくじを引いたという話が残っています。

「凶」が出たから、ひきなおしているうちに3回もひいてしまったと考えられていますが、やはり明智光秀は1つのことに対しておみくじを1回引いて自らを律し、別のことに対しておみくじをひいて自分を勇気づけたとも考えられます。そして謀反の決意となっていくのでしょう。
 
天皇・将軍を選ぶことまでおみくじで!
四条天皇の後継を鶴岡八幡宮のおみくじで(1242年)。
鎌倉幕府が都合の良い天皇を選んで、おみくじ!と主張したのかも。
足利義持の後継を石清水八幡宮のおみくじで(1428年)。
 
ちなみに現代では、内閣総理大臣指名選挙で、上位2名の決選投票で獲得票が同数なら、最後はくじ引きです!
籤こそが平等という考えです。すごいですね。
 
プロ野球ドラフト会議も籤が有名。
涙あり。喜びあり。そこにドラマがあります。
運を天に任せて、その人の一生がで決まるのです。
 
最後に

そもそも物事は原因があって、結果があります。それが道理。
私達は、神社仏閣でいろいろなお願い事をします。神仏を頼みにし、良いことがあるようにと願っても、きちんと種蒔きしておかなければ、望むものは得られないものです。
まず、

自分がやりたいことを決断する。
そして、しっかりと種蒔きする。
それから、目標に向かって努力をする。

その気持ち、生き方を見守ってくれるのが神仏です。
 
自分の人生です。
籤は依存ではなく、自分への後押しとしていくようにいたしましょう。
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